Sweet Love
「由愛ちゃん?」



「すみません、なんかぼーっとしちゃって」



あははと笑うと美雨さんは、かわいいんだから、由愛ちゃんは!と言った。



かわいくないですよ。と思いながら美雨さんと部屋の前でわかれ、お昼を食べて残りの休日をテレビ見て過ごした。



だけど、テレビの内容が全く入ってこなかった。



さっきから、美雨さんの話が気になってしょうがない。



気のせいであってほしい、私の考えすぎだと思う反面、もしそうだったら…と余計な考えが頭の中で巡り合わせになってる。



偶然よね…



でも、偶然にしてはつじつまが合いすぎてる…



おかしいよ、こんなにも松田先生から聞いた話と一致するなんてーーーーーー



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もし、美雨さんの会いたい人が工藤先生だったら…



違うよね、きっと…



「はぁ…」



「なにため息ついてんだよ?」



「まあ、ちょっと考え事を…」



「ふーん?俺もう帰るから。」



「あ…おつか…あ!!待ってください!」



「なんだよ?」



美雨さんの元彼が工藤先生なのか確かめたいから紹介しよう。



「紹介したい人がいるんです!だから、一緒に帰ります!」



「誰だよ?紹介したいやつって」



「私の隣に引っ越してきた人です!」



「俺寝たいから、早くしろよ。」



「は〜い」

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