Sweet Love

不安

美雨さんと工藤先生が再会してから、2日後。



私の心はもうボロボロだった。



授業や仕事は、集中しはじめたらなんとか終わったけど、それ以外は放心状態だった。



松田先生とかにも大丈夫?と聞かれたけど答えることもできないほど頭は真っ白だった。



意気地なしの私は、美雨さんに会っても挨拶だけで、目を合わせることもできなかった…



自分が招いた結果なのに…



はぁ…もうどうしたらいいの…



より戻したとしても、おめでとうとは今は言えない…



「はぁ…」



「由愛ちゃ〜ん」



「あ、松田先生。」



「さっきから呼んでたんだけどなぁ〜」



「そうだったんですか?すみません」



「最近、ぼーっとしてるね。」



「そうですかね…」



「なにかあったの?って聞きたいところだけど…お客さん」



「え?私にですか?」



「うん。そうだよ。」



誰だろ…



そう思い、外に出てみると…



「よう!由愛!」



「朔弥?!なんでここにいるの?!」



「佐野先生に用があったんだよ。」



そっか。体育で同じだし、教えてもらったことあるもんね。



朔弥は、中学以来会ってなかったしね〜



「そうなんだ…それで、私になんの用なの?」

< 67 / 280 >

この作品をシェア

pagetop