Sweet Love
「あ、それなら大丈夫です。さっき、出るとき鍵持ってきましたから」



「そういう所はしっかりしてるんだな」



いやいや、あなた他に私のどういう所知ってるの〜〜



「なんか言いたそうな顔だなぁ〜?」



近い近い近い近い!!!



工藤先生ってこんな人だっけ?!



元生徒じゃなくなったからこんな態度なの?!



もうわかんない!!



「お〜い宮本〜」



「は、はい!!」



「そんなどもるな。着いたぞ〜」



い、いつの間に…



ていうか、なんで普通の態度なのこの人



私だけが意識しててバカみたいじゃん!!!



「お前は本当に百面相ばっかするな。中に入りたいんじゃないのか?」



「あ、忘れてた。」



ガチャーー



開いた開いた〜



ガラガラーー



「わ〜〜〜なつかしい〜〜!!」



机ちっさ〜い!!



「私、11年前までこんな小さいイスに座ってたんだ〜なつかしいなぁ〜」



「11年もたつのか。」



「そうなんですよ〜2年生の時、私3組だったんですよ〜担任は、りな先生で1番最後の席は廊下側の前から2番目!!」



寒かったんだけど、ストーブがあったからよかったのよね〜



「そうそう!!隣の席の男子…確か〜あ…青島!!よくけんかしたわ〜それからだな〜公認カップルなんて言われたの!!私は嫌だったんだけどね!否定しても全然効かなくてさ〜余計にからかわれたわ〜あ、工藤先生知らないよね?青島のこと。」

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