絶望の部屋(再)
「なぁ勇哉。
 
まさかそのゲームに参加する気じゃないよな?」
 
 
一也はいつになく心配そうで何かに怯えているようにも感じた。
 
 
 
「いや、今のところは参加する気は全然なかったけど…」
 
 
 
「けどって…。
 
 
頼む勇哉。それには絶対参加しないでくれ。」
 
 
 
そうゆうと一也は足早に帰って行った。
 
 
 
「勇哉はどうしたいの?
 
 
参加したいならしてもいいんだよ?
 
 
私はとめないよ。勇哉が前に進みたいなら。」
 
 
 
「うん…。
 
 
もう一度考えてみるよ。」
 
 
僕はこのゲームに参加しないといけない気がした。
 
 
根拠は全くないが参加しないといけない気がしたのだった。

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