絶望の部屋(再)
「おい、新庄。
 
 
 
俺の名前書かなかったらぶっ殺すからな。」クラスで1番喧嘩が強いって言われてるやつだけど名前は知らない。
 
 
 
「ごめんなさい。」
 
 
 
「ごめんじゃねぇよ。
 
なんでお前の為に死なねぇといけないんだよ。頼む頼むから書いてくれよ。」
 
 
 
そしてクラスのみんなが同じようなことを言い出した。
 
 
当然だよな。なにも悪くないのに死ぬなんて僕ならなにも考えれなくなる。
 
 
 
でもなにを言われても僕は死ねない。
 
 
 
だからごめんみんな。名前もほとんど知らないけど申し訳ないと思ってるよ。
 
 
 
 
『終了!!
 
 
新庄君が選んだのは…』
 
 
教室の空気が凍る。
 
 
泣いているやつ、汗でびっしょりのやつ、ひたすら叫んでるやつなど色々な人間の姿が見れる。
 
 
でもここで生き残るのは…
 
 
 
『望田希さん、川上悟先生の2人です。
 
 
残念ながら選ばれなかった皆さんには死んでもらいます。』
 
 
 
クラスのみんなが悶え出す。
 
 
血を吐き体がちぎれてこちらをみて何かを言っているがもう何かを話せる状態ではなかった。
 
 
ぐちゃぐちゃになったみんなの姿をみて吐き気が襲ってきた。
 
 
 
『新庄君お疲れ様です。
 
 
ですがまだこのゲームは終わっていませんよ。』
 
えっ
 
 
嘘だろ…
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