絶望の部屋(再)
2日目の朝は最悪のアナウンスとともに始まった。
「みなさんおはようございます。
既に何人か死んでしまったみたいですがそんなことは置いといて今日は新たなルールを発表したいと思います。
新たなルールは1時間ごとにここに参加している皆さんの位置をわかるようなるシステムを追加しました。そのシステムを使うには皆さんに最初に渡したカバンの中に時計が入ってるのでその時計で位置を確認できるようにしておきました。位置情報の更新は1時間に一回なので注意してくださいね。
寝てる時に狙ったりするのもありですからどんどん皆さんの絶望の表情を見せてください。隠れられたままじゃみてるこっちもつまらないので。
では引き続き陣取りゲーム頑張ってくださいね。」
またしても最悪のルールの追加だった。夜のアナウンスの疲れやすくなるのとこの位置情報のシステムはたぶんペアなのだろう。
二つのルールを合わせれば最悪のものになる。
ここでは普段より疲れやすい。と言うことは動物的本能で眠らないと生きれない人間は必ずと言っていいほど1日起きていればここにいると凄まじい睡魔と疲れに襲われるだろう。現に今僕がその状態だからわかるがこの状態でまともに戦える人間はいないだろう。
そして何より危険なのは1人になることだ。1人なれば寝れないし常に襲われる危険があるが僕らの場合4人いるからそこに関しては他参加者より圧倒的に有利だろう。
そしてもう1つの問題は更新情報が1時間に1度しかないことだった。
僕らの位置がバレてる状態で1時間の間に一気に近づかれたら殺されてもおかしくはない。位置情報に頼りすぎて前に居たからといって襲って来る時は必ず前とはかぎらない。
このルールの追加によって参加者は常に動くことが重要とされることになったと言うことだ。
「このルールかなりヤバイね…
もうまともに寝ることすらたぶんできないよ…」
「そうだな…。俺は今は大丈夫だけどお前は大丈夫なのか?」
「うん。僕は平気だよ。
引きこもってる時に1週間ぐらいネットのゲームをやり続けた時もあったからね!」
「ははっ。なんて言うか…さすがだな!」
「それよりあの2人そろそろ起こしておかないと急に動くってなったらしんどいだろうし…」
「そうだな。」
新たなルールのせいでなんだか会話も重たくなってきた。
もう最初のようにヘラヘラと笑いながら会話するのも難しくなるほど精神的にやられてきていた。
僕と一也は2人を起こし、2人が寝ている間にあったルールの追加と状況を説明した。
「私達そんなに寝てたんですか!?
ほんとにすいません。新庄君にだけ見張りをさせて私は安全なところで寝ていたなんて…」
新たなルールのことより栞は自分が寝ていたこと対して僕に必死に謝ってくれた。
七海のほうは相変わらず僕には冷たくツンとした態度で一応一言だけお礼を言ってきた。
この2人は思ってる以上にいい子なのかもしれない。
僕は改めてそう思った。
「いいよいいよ!
安藤さんの寝顔なかなか可愛かったよ。」
あれ。
僕は何を言ったんだ。
ついつい起こす時にみた寝顔を思い出して口に出してしまった。
「え、え。わ、わたしヨダレとか垂らしてなかったかな…
可愛いだなんて…」
栞少し頬を赤らめて恥ずかしそうに言ってた。
「凄いヨダレ垂れてたよ。あんまり豪快に垂らしてたのが可愛くてさ。
ほら今もヨダレの形くっきり残ってるよ。」
「え…。
す、す、すいません。情けない姿お見せして。」
栞はそうゆうと僕が言った嘘を間に受けて必死に顔を拭いていた。
「あの…。さっきのは嘘だよ。
ヨダレなんか垂らしてなかったよ!」
「う、うそなの
…
も、もう新庄君なんて嫌い。」
栞はそうゆうと少し怒った顔してソッポを向いてきた。
「怒らないでよ…。
あの…なんて言うか…ごめんなさい。
」
「ふふっ。
怒ってないよ!さっきの仕返しだよーっ」
栞と話してるとなんだが楽しくて心が落ち着いた。まるで小さい頃から一緒にいるような感じがした。
「あのさ2人とも。朝からベタベタすんのやめてくれねぇか。
状況わかってんのか?」
横から冷めた声とともに一也と七海の冷たい目線まで飛んできた。
「ベタベタって…!
ベタベタなんかしてないよ!普通に喋ってただけじゃないか。」
「ふーん。普通ね。
あれが勇哉君と会話する時の普通の会話なんだー。俺も次から気をつけないとな。」
「か、勝手にすればいいだろ。答えないだけだし。」
何が勇哉君だ。
一也はこうゆうときはいつもこんな感じで接してくるから嫌なんだよ。
自分だって七海とベタベタしてるじゃないか。
なんで僕がちょっと喋ったぐらいベタベタしたってなるんだよほんと。
「みなさんおはようございます。
既に何人か死んでしまったみたいですがそんなことは置いといて今日は新たなルールを発表したいと思います。
新たなルールは1時間ごとにここに参加している皆さんの位置をわかるようなるシステムを追加しました。そのシステムを使うには皆さんに最初に渡したカバンの中に時計が入ってるのでその時計で位置を確認できるようにしておきました。位置情報の更新は1時間に一回なので注意してくださいね。
寝てる時に狙ったりするのもありですからどんどん皆さんの絶望の表情を見せてください。隠れられたままじゃみてるこっちもつまらないので。
では引き続き陣取りゲーム頑張ってくださいね。」
またしても最悪のルールの追加だった。夜のアナウンスの疲れやすくなるのとこの位置情報のシステムはたぶんペアなのだろう。
二つのルールを合わせれば最悪のものになる。
ここでは普段より疲れやすい。と言うことは動物的本能で眠らないと生きれない人間は必ずと言っていいほど1日起きていればここにいると凄まじい睡魔と疲れに襲われるだろう。現に今僕がその状態だからわかるがこの状態でまともに戦える人間はいないだろう。
そして何より危険なのは1人になることだ。1人なれば寝れないし常に襲われる危険があるが僕らの場合4人いるからそこに関しては他参加者より圧倒的に有利だろう。
そしてもう1つの問題は更新情報が1時間に1度しかないことだった。
僕らの位置がバレてる状態で1時間の間に一気に近づかれたら殺されてもおかしくはない。位置情報に頼りすぎて前に居たからといって襲って来る時は必ず前とはかぎらない。
このルールの追加によって参加者は常に動くことが重要とされることになったと言うことだ。
「このルールかなりヤバイね…
もうまともに寝ることすらたぶんできないよ…」
「そうだな…。俺は今は大丈夫だけどお前は大丈夫なのか?」
「うん。僕は平気だよ。
引きこもってる時に1週間ぐらいネットのゲームをやり続けた時もあったからね!」
「ははっ。なんて言うか…さすがだな!」
「それよりあの2人そろそろ起こしておかないと急に動くってなったらしんどいだろうし…」
「そうだな。」
新たなルールのせいでなんだか会話も重たくなってきた。
もう最初のようにヘラヘラと笑いながら会話するのも難しくなるほど精神的にやられてきていた。
僕と一也は2人を起こし、2人が寝ている間にあったルールの追加と状況を説明した。
「私達そんなに寝てたんですか!?
ほんとにすいません。新庄君にだけ見張りをさせて私は安全なところで寝ていたなんて…」
新たなルールのことより栞は自分が寝ていたこと対して僕に必死に謝ってくれた。
七海のほうは相変わらず僕には冷たくツンとした態度で一応一言だけお礼を言ってきた。
この2人は思ってる以上にいい子なのかもしれない。
僕は改めてそう思った。
「いいよいいよ!
安藤さんの寝顔なかなか可愛かったよ。」
あれ。
僕は何を言ったんだ。
ついつい起こす時にみた寝顔を思い出して口に出してしまった。
「え、え。わ、わたしヨダレとか垂らしてなかったかな…
可愛いだなんて…」
栞少し頬を赤らめて恥ずかしそうに言ってた。
「凄いヨダレ垂れてたよ。あんまり豪快に垂らしてたのが可愛くてさ。
ほら今もヨダレの形くっきり残ってるよ。」
「え…。
す、す、すいません。情けない姿お見せして。」
栞はそうゆうと僕が言った嘘を間に受けて必死に顔を拭いていた。
「あの…。さっきのは嘘だよ。
ヨダレなんか垂らしてなかったよ!」
「う、うそなの
…
も、もう新庄君なんて嫌い。」
栞はそうゆうと少し怒った顔してソッポを向いてきた。
「怒らないでよ…。
あの…なんて言うか…ごめんなさい。
」
「ふふっ。
怒ってないよ!さっきの仕返しだよーっ」
栞と話してるとなんだが楽しくて心が落ち着いた。まるで小さい頃から一緒にいるような感じがした。
「あのさ2人とも。朝からベタベタすんのやめてくれねぇか。
状況わかってんのか?」
横から冷めた声とともに一也と七海の冷たい目線まで飛んできた。
「ベタベタって…!
ベタベタなんかしてないよ!普通に喋ってただけじゃないか。」
「ふーん。普通ね。
あれが勇哉君と会話する時の普通の会話なんだー。俺も次から気をつけないとな。」
「か、勝手にすればいいだろ。答えないだけだし。」
何が勇哉君だ。
一也はこうゆうときはいつもこんな感じで接してくるから嫌なんだよ。
自分だって七海とベタベタしてるじゃないか。
なんで僕がちょっと喋ったぐらいベタベタしたってなるんだよほんと。