絶望の部屋(再)
陣取りゲーム2
ふぅっっ。
よく寝た。
昨日は前日と言うこともあり小学生が寝るような時間に寝ていた。
一回戦目の時は準備不足でしんどい思いをしたからな…
ふと横を見ると一也はまだ横のベットで眠っていた。
時間を見るとそろそろ用意をしないといけない時間だったので一也を起こすことにした。
「おーい一也おきろよ!
そろそろ準備しねぇと時間なくなるぞ!」
「ん?あ、おう。
もうそんな時間か…」
一也は重そうに腰を起こし起き上がった。
「おはよう!
眠そうだな。まず顔洗ってこいよ。」
「おはよう。
そうだな。ちょっと顔洗ってくるわ!」
そう言うと一也は洗面所の方に向かい顔を洗ってこっちに戻ってきた。
「あのさ一也…今日持っていく武器って何にするか決めてるの?」
「え、まぁ多少なりとは。
手堅くハンドガンが1番じゃね?」
「確かにそうだけど…
僕はこれにしようかなって思ってるんだ…」
僕は刀を出し一也に見せた。
一也はさっきまでの眠そうな顔を忘れさせるような表情でこっちを見てきた。
「冗談だろ。やめとけよ。
わざわざそれにする理由がないだろ。」
「確かにそうだけど…
これが1番使い慣れてるから…
僕、栞やみんなを守りたいんだ。」
「うーん…
それがお前の意思ならいいと思うぜ。
前を進むって意味でもな。」
「ありがとう一也。」
僕はそうゆうと壁に立てかけてあった刀を腰にかけた。
「じゃあ行こっか一也。」
部屋の雰囲気は昨日までの楽しい雰囲気を微塵も感じさせないぐらいピリピリした空間が出来上がっていた。
あの囚人服のような服を着てまたあの殺し合いの場に向かうしかなかった。
人を殺す。考えるだけで手が震えるがそれが正しいんだ。
人を殺すことに躊躇いを持たない奴は人殺しだ。こんなのは言い訳かもしれないけどそうでもしないと気が保てなかった。
「なぁ勇哉。
俺と約束してくれないか。」
「え?なんの約束?」
「その刀はお前が本当に前に進めたと思えた時だけ使って欲しいんだ。
だから曖昧な気持ちでまたあの時を振り返るようなことだけはしないって約束してくれ。」
「わかったよ。
その代わり僕は武器がないってことになるからしっかり守ってくれよ!」
「当たり前だろ。
困った時はお互い様なんだろ?」
困った時はお互い様なのはわかるが言った覚えはないんだけどな…
まぁ一也がそう思ってくれてるんだからそれはそれでいいかな…
「うん、そうだね!
じゃあ行こっか。」
そうして部屋を後にし、また現実からかけ離れた非日常的な日常が始まってしまった。
よく寝た。
昨日は前日と言うこともあり小学生が寝るような時間に寝ていた。
一回戦目の時は準備不足でしんどい思いをしたからな…
ふと横を見ると一也はまだ横のベットで眠っていた。
時間を見るとそろそろ用意をしないといけない時間だったので一也を起こすことにした。
「おーい一也おきろよ!
そろそろ準備しねぇと時間なくなるぞ!」
「ん?あ、おう。
もうそんな時間か…」
一也は重そうに腰を起こし起き上がった。
「おはよう!
眠そうだな。まず顔洗ってこいよ。」
「おはよう。
そうだな。ちょっと顔洗ってくるわ!」
そう言うと一也は洗面所の方に向かい顔を洗ってこっちに戻ってきた。
「あのさ一也…今日持っていく武器って何にするか決めてるの?」
「え、まぁ多少なりとは。
手堅くハンドガンが1番じゃね?」
「確かにそうだけど…
僕はこれにしようかなって思ってるんだ…」
僕は刀を出し一也に見せた。
一也はさっきまでの眠そうな顔を忘れさせるような表情でこっちを見てきた。
「冗談だろ。やめとけよ。
わざわざそれにする理由がないだろ。」
「確かにそうだけど…
これが1番使い慣れてるから…
僕、栞やみんなを守りたいんだ。」
「うーん…
それがお前の意思ならいいと思うぜ。
前を進むって意味でもな。」
「ありがとう一也。」
僕はそうゆうと壁に立てかけてあった刀を腰にかけた。
「じゃあ行こっか一也。」
部屋の雰囲気は昨日までの楽しい雰囲気を微塵も感じさせないぐらいピリピリした空間が出来上がっていた。
あの囚人服のような服を着てまたあの殺し合いの場に向かうしかなかった。
人を殺す。考えるだけで手が震えるがそれが正しいんだ。
人を殺すことに躊躇いを持たない奴は人殺しだ。こんなのは言い訳かもしれないけどそうでもしないと気が保てなかった。
「なぁ勇哉。
俺と約束してくれないか。」
「え?なんの約束?」
「その刀はお前が本当に前に進めたと思えた時だけ使って欲しいんだ。
だから曖昧な気持ちでまたあの時を振り返るようなことだけはしないって約束してくれ。」
「わかったよ。
その代わり僕は武器がないってことになるからしっかり守ってくれよ!」
「当たり前だろ。
困った時はお互い様なんだろ?」
困った時はお互い様なのはわかるが言った覚えはないんだけどな…
まぁ一也がそう思ってくれてるんだからそれはそれでいいかな…
「うん、そうだね!
じゃあ行こっか。」
そうして部屋を後にし、また現実からかけ離れた非日常的な日常が始まってしまった。