絶望の部屋(再)
「あのさ七海ちゃん。なんで一也と付き合ったの?」
「え!?そんなのかっこいいし優しいし頼りになりそうだったからよ。」
「まぁ確かにね。
一也は昔からあんなんだった気がするよ。出会った時のこととかあんまり覚えてないけど気づいたらいつの間にかいつも一緒にいたからね。」
「そうなんだ。仲良いんだね。」
「うーん…まぁ確かにそうかもしれないね。世間から見れば!
七海ちゃんだって栞と仲良いだろ?そんな感じだよ僕と一也も」
まぁたまに怖い絡みも来るけど…。
あれさえなかったらなんて贅沢は言えないよな…
「まぁ仲良いってのは否定はしないけど私は栞が頼りないから一緒にいてあげてるだけなの!」
ははーん。さすがツンデレだ。
まぁ七海らしいと言えば七海らしいな。
友達の理由の付け方も一也とほとんど同じこと言うしやっぱりこの2人あってるのかもな。
「へー。そうなんだー。」
「ちょっと何よその言い方。」
「別にー。
素直じゃないんだなって思ってさ。」
「ふんっ。ほっといてよ。
私は私なの!!」
それから七海と2人でノソノソと歩いて栞の昔話や一也の昔話を聞かされ話し意外と会話が途切れることなく2人で歩いていた。
しばらく歩いていると七海が異様に寒そうにしていたので上着を貸してあげた。
「はい、これ使っていいよ。」
「えっ。でもそんなことしたらあんたが寒いじゃない。」
「僕は寒いのは結構いけちゃうタイプなんだ。
引きこもってる時は暖房もかけずに半袖で家の中にいたしね!!」
「なんか…その自慢って複雑ね。」
「ははっ。まぁそうゆうことだから気にしないで使ってよ!」
「じゃあお言葉に甘えて使わしてもらうわ。
ありがとね。」
僕の上着を羽織ってからは震えもマシになって少しずつ元気を取り戻してきていた。
元気になった七海は僕をリードして道を案内してくれ僕はその後をつけていく感じになっていた。
ここまで結構2人で進んできたが一向に2人に会う気配はなくいつさっきみたいに罠が隠されてるかもわからないので少しずつ会話も減っていき深刻な空気が流れ始めていた。
七海と僕の距離も少しずつ離れていってるような気がしていたが僕もさすがに寒くて動きが鈍ってきていた。
だがそんな時にこそ嫌なことは起こるものだ。これが偶然なのか必然なのかはわからないが最悪のタイミングでの敵との遭遇だ。
きゃぁぁぁっ。
前に歩いている七海が声を上げた。
小走りで近づいてみると七海は少しいかついコワモテの男に刀を向けられ腰を抜かしていた。
「おっ。もう1人いたのか。
ラッキーラッキー。ここで大量に金を貰って外でいい暮らしさせてもうとしますか。」
こいつは殺してもいい奴だな。
人の命をなんだと思っているんだ。
「おい。お前その刀をおろせ。」
「は?何言ってだてめえ。
どっちがふりかかんがえてみろよ。どう考えても俺に勝てないってこと気づけよ。」
「その刀をおろせ。
おろさないなら不本意だがやらせてもらう。」
腰の刀に手を当て小さく構えた。
その姿を見て七海はあんたは弱いんだから私をおいて逃げろと言わないばかりの目でこっちを見ていた。
だけどその弱いは訂正してもらわないとね。
「お前と俺どっちが強いかなんて見た目でわかるだろ?おとなしく死ねよ。
しかもその服じゃさぞかし寒いだろ。女に服なんて貸してカッコつけてるからいざって時に何もできねぇんだよ。」
「…」
「お前と俺とじゃ力の差は歴然なんだよ。」
と男は七海に向かって刀を振りかざした。
僕は振りに入った瞬間間合いを詰め刀を抜きまず振りかざした刀を流し一気に振り抜いた。
「あれ?」
ドサッ
男の体は真っ二つに割れ即死していた。
体の部位は手と上半身、下半身にわかれ3ポイントと言ったところかな。
七海は僕のその姿を見て口を開けてこっちを見て驚いていた。
「大丈夫?立てるかな?」
「えっ?あっうん!!
あんたって…何ものなの?」
「何ものって普通の高校生だよ。
ただ少し刀を振ったことがあっただけだよ!まぁそれも久々だったからあんなに上手くいくとは思えなかったけどね。」
「そ、そうなんだ…!
何てゆうかその凄かったわよほんとに。」
「ありがとう。
まぁできたら抜きたくなかったんだけどね。一也とも約束してたし。でも何ともないみたいだからよかったよ」
そう言って刀を鞘に直し、腰を抜かした七海をおぶってまた歩き始めた。
「え!?そんなのかっこいいし優しいし頼りになりそうだったからよ。」
「まぁ確かにね。
一也は昔からあんなんだった気がするよ。出会った時のこととかあんまり覚えてないけど気づいたらいつの間にかいつも一緒にいたからね。」
「そうなんだ。仲良いんだね。」
「うーん…まぁ確かにそうかもしれないね。世間から見れば!
七海ちゃんだって栞と仲良いだろ?そんな感じだよ僕と一也も」
まぁたまに怖い絡みも来るけど…。
あれさえなかったらなんて贅沢は言えないよな…
「まぁ仲良いってのは否定はしないけど私は栞が頼りないから一緒にいてあげてるだけなの!」
ははーん。さすがツンデレだ。
まぁ七海らしいと言えば七海らしいな。
友達の理由の付け方も一也とほとんど同じこと言うしやっぱりこの2人あってるのかもな。
「へー。そうなんだー。」
「ちょっと何よその言い方。」
「別にー。
素直じゃないんだなって思ってさ。」
「ふんっ。ほっといてよ。
私は私なの!!」
それから七海と2人でノソノソと歩いて栞の昔話や一也の昔話を聞かされ話し意外と会話が途切れることなく2人で歩いていた。
しばらく歩いていると七海が異様に寒そうにしていたので上着を貸してあげた。
「はい、これ使っていいよ。」
「えっ。でもそんなことしたらあんたが寒いじゃない。」
「僕は寒いのは結構いけちゃうタイプなんだ。
引きこもってる時は暖房もかけずに半袖で家の中にいたしね!!」
「なんか…その自慢って複雑ね。」
「ははっ。まぁそうゆうことだから気にしないで使ってよ!」
「じゃあお言葉に甘えて使わしてもらうわ。
ありがとね。」
僕の上着を羽織ってからは震えもマシになって少しずつ元気を取り戻してきていた。
元気になった七海は僕をリードして道を案内してくれ僕はその後をつけていく感じになっていた。
ここまで結構2人で進んできたが一向に2人に会う気配はなくいつさっきみたいに罠が隠されてるかもわからないので少しずつ会話も減っていき深刻な空気が流れ始めていた。
七海と僕の距離も少しずつ離れていってるような気がしていたが僕もさすがに寒くて動きが鈍ってきていた。
だがそんな時にこそ嫌なことは起こるものだ。これが偶然なのか必然なのかはわからないが最悪のタイミングでの敵との遭遇だ。
きゃぁぁぁっ。
前に歩いている七海が声を上げた。
小走りで近づいてみると七海は少しいかついコワモテの男に刀を向けられ腰を抜かしていた。
「おっ。もう1人いたのか。
ラッキーラッキー。ここで大量に金を貰って外でいい暮らしさせてもうとしますか。」
こいつは殺してもいい奴だな。
人の命をなんだと思っているんだ。
「おい。お前その刀をおろせ。」
「は?何言ってだてめえ。
どっちがふりかかんがえてみろよ。どう考えても俺に勝てないってこと気づけよ。」
「その刀をおろせ。
おろさないなら不本意だがやらせてもらう。」
腰の刀に手を当て小さく構えた。
その姿を見て七海はあんたは弱いんだから私をおいて逃げろと言わないばかりの目でこっちを見ていた。
だけどその弱いは訂正してもらわないとね。
「お前と俺どっちが強いかなんて見た目でわかるだろ?おとなしく死ねよ。
しかもその服じゃさぞかし寒いだろ。女に服なんて貸してカッコつけてるからいざって時に何もできねぇんだよ。」
「…」
「お前と俺とじゃ力の差は歴然なんだよ。」
と男は七海に向かって刀を振りかざした。
僕は振りに入った瞬間間合いを詰め刀を抜きまず振りかざした刀を流し一気に振り抜いた。
「あれ?」
ドサッ
男の体は真っ二つに割れ即死していた。
体の部位は手と上半身、下半身にわかれ3ポイントと言ったところかな。
七海は僕のその姿を見て口を開けてこっちを見て驚いていた。
「大丈夫?立てるかな?」
「えっ?あっうん!!
あんたって…何ものなの?」
「何ものって普通の高校生だよ。
ただ少し刀を振ったことがあっただけだよ!まぁそれも久々だったからあんなに上手くいくとは思えなかったけどね。」
「そ、そうなんだ…!
何てゆうかその凄かったわよほんとに。」
「ありがとう。
まぁできたら抜きたくなかったんだけどね。一也とも約束してたし。でも何ともないみたいだからよかったよ」
そう言って刀を鞘に直し、腰を抜かした七海をおぶってまた歩き始めた。