絶望の部屋(再)
一也と栞とは会うこともなく夜を迎えてしまった。
「あの2人大丈夫かな?
しかももう夜になっちゃったね…」
「どうだろ…一也もついてるし大丈夫だと思うけど。
七海ちゃん眠たくなったら寝ても大丈夫だよ僕が見張っておくから。」
「そんなの悪いから起きとくわよ。
守られてばかりじゃないんだらね私も。」
「まぁ眠たくなったらいつでも寝てね!
どうせ誰が来ようと相手にならないだろうし。」
「ねぇあんたなんか変じゃない?」
「変?僕は普通だよ。」
「そうそれならいいけど…」
何が変なんだろ。むしろ変なのは七海の方じゃないのかな。
一也と会えなくて頭がおかしくなってきたのかな。
さっきから僕の方をチラチラ見て気にしてるみたいだし。
それにしても寒いな。
さっきから手の震えが止まらないや。
なんだか妙に目は覚めてるし昨日はずっと起きておくか。
「ねぇあんた昔何があったの?」
「昔?特に何もないよ」
「さっきから絶対変だよ。
刀を振るってから人が変わったみたいじゃない。」
「えっ?そうかな。
まぁでも昔に刀で親をなくしてるからかな。でも僕は普通だよ。むしろこれが本当の姿なのかもね。」
「そうだったの…
でもそんな姿で胸を張って栞にあんた会えるの?」
何が言いたいんだよ。
これは普通、普通なんだよ。
少し刀を振ったぐらいで同様なんかするはずがないだろ。
だいたいもうそんな前のこといつまでも引きずってないし気にもしてない。
「わからないや。
七海ちゃんは変だと思っても栞の中では変ではないかもしれないだろ?」
「確かにそうだけど…
何か悩みがあるならちゃんと言いなさいよ私にも。私達はもうチームなんでしょ?これだけ一緒に居てまだ信じれないの?」
不満そうに強く言ってきた七海にムッとしたが気持ちを抑え答えた。
「不満なんてないよ。
僕はただみんなを守って助けてあげたいだけだよ。だから僕の過去なんて気にしないで!!むしろ掘り返される方が辛いし。」
「そう。勝手にすれば。
一也もあんたのそんな姿見れば失望するわ。私もう寝るからちゃんと見張っててよ。」
「勝手にさせてもらうよ。
じゃあおやすみ。」
何に対してあんなに苛立ってるのかわからないが何か僕に不満があるみたいだった。
普通な時に普通じゃないと言われどうすればいいのかもわからないまま七海は寝てしまいなんだか昼とは違って距離がある感じがした。
所詮はここで知り合っただけだもんな…
どうせ心の中ではバカにしてるんだよ。
僕の過去を知れば軽蔑してまたこの子も僕の前から消えるんだろな。
いっそのこと話して1人になろうかな。
その方が動きやすいし楽なのかも。
どんだけ大人しいフリしても心の底は腐ってるだよな。
だって僕はどうせみんなが軽蔑し近づきもしなかった新庄勇哉だからね。
人殺しの心なんて人殺しにしかわからないよ七海ちゃん。
例えそれが事故であったとしてもね。
「あの2人大丈夫かな?
しかももう夜になっちゃったね…」
「どうだろ…一也もついてるし大丈夫だと思うけど。
七海ちゃん眠たくなったら寝ても大丈夫だよ僕が見張っておくから。」
「そんなの悪いから起きとくわよ。
守られてばかりじゃないんだらね私も。」
「まぁ眠たくなったらいつでも寝てね!
どうせ誰が来ようと相手にならないだろうし。」
「ねぇあんたなんか変じゃない?」
「変?僕は普通だよ。」
「そうそれならいいけど…」
何が変なんだろ。むしろ変なのは七海の方じゃないのかな。
一也と会えなくて頭がおかしくなってきたのかな。
さっきから僕の方をチラチラ見て気にしてるみたいだし。
それにしても寒いな。
さっきから手の震えが止まらないや。
なんだか妙に目は覚めてるし昨日はずっと起きておくか。
「ねぇあんた昔何があったの?」
「昔?特に何もないよ」
「さっきから絶対変だよ。
刀を振るってから人が変わったみたいじゃない。」
「えっ?そうかな。
まぁでも昔に刀で親をなくしてるからかな。でも僕は普通だよ。むしろこれが本当の姿なのかもね。」
「そうだったの…
でもそんな姿で胸を張って栞にあんた会えるの?」
何が言いたいんだよ。
これは普通、普通なんだよ。
少し刀を振ったぐらいで同様なんかするはずがないだろ。
だいたいもうそんな前のこといつまでも引きずってないし気にもしてない。
「わからないや。
七海ちゃんは変だと思っても栞の中では変ではないかもしれないだろ?」
「確かにそうだけど…
何か悩みがあるならちゃんと言いなさいよ私にも。私達はもうチームなんでしょ?これだけ一緒に居てまだ信じれないの?」
不満そうに強く言ってきた七海にムッとしたが気持ちを抑え答えた。
「不満なんてないよ。
僕はただみんなを守って助けてあげたいだけだよ。だから僕の過去なんて気にしないで!!むしろ掘り返される方が辛いし。」
「そう。勝手にすれば。
一也もあんたのそんな姿見れば失望するわ。私もう寝るからちゃんと見張っててよ。」
「勝手にさせてもらうよ。
じゃあおやすみ。」
何に対してあんなに苛立ってるのかわからないが何か僕に不満があるみたいだった。
普通な時に普通じゃないと言われどうすればいいのかもわからないまま七海は寝てしまいなんだか昼とは違って距離がある感じがした。
所詮はここで知り合っただけだもんな…
どうせ心の中ではバカにしてるんだよ。
僕の過去を知れば軽蔑してまたこの子も僕の前から消えるんだろな。
いっそのこと話して1人になろうかな。
その方が動きやすいし楽なのかも。
どんだけ大人しいフリしても心の底は腐ってるだよな。
だって僕はどうせみんなが軽蔑し近づきもしなかった新庄勇哉だからね。
人殺しの心なんて人殺しにしかわからないよ七海ちゃん。
例えそれが事故であったとしてもね。