絶望の部屋(再)
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事件が起こった日は高校入学が決まった激しい雨が降った日。
僕の家は両親が有名な刀鍛冶でその刀がもの凄く売れていたらしく家は裕福だった。
今時刀なんて使わないだろってなるが飾ってるだけでもそれだけ美しいものを感じれるぐらい素晴らしい刀を作っていた。
僕は小さい頃からその刀に触れていて興味があっていつかこの刀を使ってみたいと思っていた。
幼い頃から両親が忙しく来る日も来る日もやることがなく刀を振り続けていた。だがその刀を生涯振るうことがないのはわかっていたがそれだけが人生の楽しみだった。
だがそんな日常は突然として終わった。
高校入学が決まったあの日、僕は嬉しくて家に帰ってぐったりして寝ていると気づけば夜になっていた。
起きて下に降りると家の中は真っ暗。
灯り一つ付けずに何をしているんだろと思いリビングに降りたらそこには両親と妹が縛られ何かを突きつけられてるのが遠くから見えた。
最初は何かの見間違いかと思ったが犯人らしき人物が見えその人物が僕の家族に向かって「早く出せ!!」と脅しているのが聞こえてきた。
犯人の声を聞いたのはいいが声が何かわからないがヘリウムガスを吸った時と同様に変な声で犯人が男なのか女なのかも区別できなった。
そして犯人が出せと言ってるのはこの家の家宝で両親が何年もかかって作った名刀のことだろう。
当時中学生が終わったばかりの僕にはこの状況がそれほど深刻に見えなかったのか僕はその家宝の刀を抜いて犯人を殺してやろうと思ってしまった。
そんな考えが出てしまったのも毎日刀を振り続け、振るう相手もいなかったことに対する不満だったのだろうかはわからないが切ってみたいと言う興味本位にかられ刀を鞘から抜き後ろから忍び足で近づいた。
ゆっくりと近づき気配を消しなが進み犯人だと思われる奴の背後に立って腕を大きく振りかざし切り裂いた。
シュッ。
その音は綺麗で切った感覚すら曖昧になるほどの切れ味だった。
仕留めた犯人の顔を見えやろうと死体に近づき顔を確認するとその目の前真っ二つに割れている人物の顔を見て全身の血が引いた。
そうゆうまでもない。僕は自分の父親をまず殺してしまった。
自分の力に過信し真っ暗で何も見えていなかったのに何を根拠にして犯人したてあげたかわからないが僕はただたぶんこいつが犯人だろ?ぐらいの勢いで切ってしまった。
せめて犯人を殺さないと。
当時どうしてこう思ったかもわからないが体は勝手に進んでいき次も切りその次も切った。
スパスパと豆腐のように切れる人間を見て狂ったのか父親を殺してしまった時点で意識がおかしくなったのかはわからないがただ前にある物をひたすらに切った。
パリンッ。と音が鳴り外の雨の音がよく聞こえてきた。
ザーッとなる大きな雨の音の中誰かの逃げる足音がバシャバシャとなっていた。
あぁそうか…
僕が切ったのって全部僕の家族じゃん
月明かりの指す部屋で僕は刀を膝の横に置き殺した家族の上半身だけを持ってぐったりと座っていた。
5分ぐらい経った時には一也と希が横にいた。
希は傘もささずに急いで来たのかびしょ濡れで必死に僕に声をかけてくれていた。
一也も平常心を必死に装ってるようだがかなり焦った顔で僕に必死に喋りかけていたが何を言ってたのか全然わからなかった。
それからの記憶はなかった。
気づけば病院の一室で寝ていて警察の人がいっぱいいた。
僕はあったことをありのままに話した。
警察の人達も僕に悪気がないことを認め逮捕に至らなかったらしい。
あの時捕まってればよかったんだよなだったら今こんな状況にもう1度あうこともなかったのになぁ…
事件が起こった日は高校入学が決まった激しい雨が降った日。
僕の家は両親が有名な刀鍛冶でその刀がもの凄く売れていたらしく家は裕福だった。
今時刀なんて使わないだろってなるが飾ってるだけでもそれだけ美しいものを感じれるぐらい素晴らしい刀を作っていた。
僕は小さい頃からその刀に触れていて興味があっていつかこの刀を使ってみたいと思っていた。
幼い頃から両親が忙しく来る日も来る日もやることがなく刀を振り続けていた。だがその刀を生涯振るうことがないのはわかっていたがそれだけが人生の楽しみだった。
だがそんな日常は突然として終わった。
高校入学が決まったあの日、僕は嬉しくて家に帰ってぐったりして寝ていると気づけば夜になっていた。
起きて下に降りると家の中は真っ暗。
灯り一つ付けずに何をしているんだろと思いリビングに降りたらそこには両親と妹が縛られ何かを突きつけられてるのが遠くから見えた。
最初は何かの見間違いかと思ったが犯人らしき人物が見えその人物が僕の家族に向かって「早く出せ!!」と脅しているのが聞こえてきた。
犯人の声を聞いたのはいいが声が何かわからないがヘリウムガスを吸った時と同様に変な声で犯人が男なのか女なのかも区別できなった。
そして犯人が出せと言ってるのはこの家の家宝で両親が何年もかかって作った名刀のことだろう。
当時中学生が終わったばかりの僕にはこの状況がそれほど深刻に見えなかったのか僕はその家宝の刀を抜いて犯人を殺してやろうと思ってしまった。
そんな考えが出てしまったのも毎日刀を振り続け、振るう相手もいなかったことに対する不満だったのだろうかはわからないが切ってみたいと言う興味本位にかられ刀を鞘から抜き後ろから忍び足で近づいた。
ゆっくりと近づき気配を消しなが進み犯人だと思われる奴の背後に立って腕を大きく振りかざし切り裂いた。
シュッ。
その音は綺麗で切った感覚すら曖昧になるほどの切れ味だった。
仕留めた犯人の顔を見えやろうと死体に近づき顔を確認するとその目の前真っ二つに割れている人物の顔を見て全身の血が引いた。
そうゆうまでもない。僕は自分の父親をまず殺してしまった。
自分の力に過信し真っ暗で何も見えていなかったのに何を根拠にして犯人したてあげたかわからないが僕はただたぶんこいつが犯人だろ?ぐらいの勢いで切ってしまった。
せめて犯人を殺さないと。
当時どうしてこう思ったかもわからないが体は勝手に進んでいき次も切りその次も切った。
スパスパと豆腐のように切れる人間を見て狂ったのか父親を殺してしまった時点で意識がおかしくなったのかはわからないがただ前にある物をひたすらに切った。
パリンッ。と音が鳴り外の雨の音がよく聞こえてきた。
ザーッとなる大きな雨の音の中誰かの逃げる足音がバシャバシャとなっていた。
あぁそうか…
僕が切ったのって全部僕の家族じゃん
月明かりの指す部屋で僕は刀を膝の横に置き殺した家族の上半身だけを持ってぐったりと座っていた。
5分ぐらい経った時には一也と希が横にいた。
希は傘もささずに急いで来たのかびしょ濡れで必死に僕に声をかけてくれていた。
一也も平常心を必死に装ってるようだがかなり焦った顔で僕に必死に喋りかけていたが何を言ってたのか全然わからなかった。
それからの記憶はなかった。
気づけば病院の一室で寝ていて警察の人がいっぱいいた。
僕はあったことをありのままに話した。
警察の人達も僕に悪気がないことを認め逮捕に至らなかったらしい。
あの時捕まってればよかったんだよなだったら今こんな状況にもう1度あうこともなかったのになぁ…