絶望の部屋(再)
それからと言うもの鬼とは全く会わなくなった。
減ってきている鬼に対して人間が思うように減らなかったことが原因だろう…
黒鬼とも会うことはなく1日がたっていた。
時々遠くから聞こえてくる悲鳴のような助けを求めるようなかすかに聞こえてくる声は気にはなったがどうすることも出来ないから座っていただけだった。
「おい勇哉。そう言えば携帯使えば七海達に連絡できるんじゃねぇか?」
あっ…。
確かにそうだ。これは盲点だった。
こんな単純なことに今まで気づかなかった自分が情けない…。
「た、確かにそうだね…。
今までなんで気づかなかったんだろ。」
そう言って僕は携帯を見た。
ここに来てからはなぜだかわからないが携帯が絶望の部屋仕様になっていてゲームの情報などが載っていた。
携帯の最初の画面にはゲームの経過時間と残り人数が載っていた。
「経過時間が1日ちょっとで残り人数が…200人か…。
200人ってどうなの…?」
「200人!?
もうそんな人数に減ってるのか?」
「うん。これって少ないの?」
「あぁ。俺がこのゲームが始まる前に見た時は1000人は超えていたのにもうそんなに死んだのか…。」
僕はそれを聞いて焦って栞に電話をかけた。
…。
電話のコールだけがなりなかなか出てくれなかった。
「もしもし?ってあれ?携帯使えたんだ!」
電話に出た栞の声を聞いた安心した。
まだ生きてるみたいだ!
「もしもし。栞今どこにいるの?
場所教えてくれたらそっちに行くよ!」
「えーと今は最初に居た遊園地に戻ってお城のしたで座ってるよ!」
「わかった。すぐに行くから待ってて。」
と言って僕は電話をきって一也と一緒に走った。
「遊園地のお城の下だって。」
「オッケー。」
遊園地まではそう遠くないからすぐ着くはずだ。
それまで何もなかったらいいけど…。
僕ら2人は遊園地までの道のりを最短ルートで進んでいた。
あいつと出会うまでは…
「ミーツケタ。」
聞き覚えのある声は後ろから聞こえ僕らの背筋を氷つかした。
減ってきている鬼に対して人間が思うように減らなかったことが原因だろう…
黒鬼とも会うことはなく1日がたっていた。
時々遠くから聞こえてくる悲鳴のような助けを求めるようなかすかに聞こえてくる声は気にはなったがどうすることも出来ないから座っていただけだった。
「おい勇哉。そう言えば携帯使えば七海達に連絡できるんじゃねぇか?」
あっ…。
確かにそうだ。これは盲点だった。
こんな単純なことに今まで気づかなかった自分が情けない…。
「た、確かにそうだね…。
今までなんで気づかなかったんだろ。」
そう言って僕は携帯を見た。
ここに来てからはなぜだかわからないが携帯が絶望の部屋仕様になっていてゲームの情報などが載っていた。
携帯の最初の画面にはゲームの経過時間と残り人数が載っていた。
「経過時間が1日ちょっとで残り人数が…200人か…。
200人ってどうなの…?」
「200人!?
もうそんな人数に減ってるのか?」
「うん。これって少ないの?」
「あぁ。俺がこのゲームが始まる前に見た時は1000人は超えていたのにもうそんなに死んだのか…。」
僕はそれを聞いて焦って栞に電話をかけた。
…。
電話のコールだけがなりなかなか出てくれなかった。
「もしもし?ってあれ?携帯使えたんだ!」
電話に出た栞の声を聞いた安心した。
まだ生きてるみたいだ!
「もしもし。栞今どこにいるの?
場所教えてくれたらそっちに行くよ!」
「えーと今は最初に居た遊園地に戻ってお城のしたで座ってるよ!」
「わかった。すぐに行くから待ってて。」
と言って僕は電話をきって一也と一緒に走った。
「遊園地のお城の下だって。」
「オッケー。」
遊園地まではそう遠くないからすぐ着くはずだ。
それまで何もなかったらいいけど…。
僕ら2人は遊園地までの道のりを最短ルートで進んでいた。
あいつと出会うまでは…
「ミーツケタ。」
聞き覚えのある声は後ろから聞こえ僕らの背筋を氷つかした。