トリック・オア・トリート*甘いお菓子で誘惑を。
「か…ずき?」
上から睨んでくるかずきが怖い…。
「俺が何しようと俺の勝手だろ!
明日他の女と遊んで何が悪い?」
「ちが…」
そういう意味じゃなくて…。
かずきが居ないのがさみしいから。
居てほしくて。
「…てか、明日ハロウィンパーティーしようなんて約束
一度もしてないだろ?
お前が勝手に俺を巻き込んでるだけだ」
目の前が真っ暗になった気がした。
気付いたら、かずきを蹴って自分の部屋にいた。