【完】365日たってもずっと!


「ごめんね…さくらちゃん…。悠斗のこと好きなのに…。私も好きでごめんなさい…。私のこと…嫌いになるよね?」



なんで…?


なんで謝るの…?


こんな優しい人を嫌いになれるはずない。


「いえいえ!誰を好きになろうが自由です!ゆり先輩を嫌いになったりしませんよ!


私用事があるのでそろそろ帰りますね!さよなら!」


私はそう言って教室から逃げるようにして出ていった。


もう泣くのを耐えられなかった…。


ゆり先輩の前でうまく笑顔作れたかな?


そう思いながらも私は家までひたすら走った。


< 192 / 313 >

この作品をシェア

pagetop