【完】365日たってもずっと!
「ごめんね…さくらちゃん…。悠斗のこと好きなのに…。私も好きでごめんなさい…。私のこと…嫌いになるよね?」
なんで…?
なんで謝るの…?
こんな優しい人を嫌いになれるはずない。
「いえいえ!誰を好きになろうが自由です!ゆり先輩を嫌いになったりしませんよ!
私用事があるのでそろそろ帰りますね!さよなら!」
私はそう言って教室から逃げるようにして出ていった。
もう泣くのを耐えられなかった…。
ゆり先輩の前でうまく笑顔作れたかな?
そう思いながらも私は家までひたすら走った。