【完】365日たってもずっと!
「好きでもないのにキスなんかしないでっ!優しい声で呼ばないでっ!」
我慢していた涙はいっきに溢れてきて止められない。
こんなに好きな人からのキスなのに嬉しくなんかないよっ…。
なんで…?なんでキスなんかするのっ?
「…しねえよ。…俺は好きじゃないやつとキスなんかしねえよっ!」
何っ…言ってるの…?
悠斗先輩は真剣な顔をしながら私の方へ近づいてくる。
私は何がなんだかわからないまま後ずさりした。
でもすぐに追い詰められ私の後ろにある下駄箱に手をついた。