だから、好きだって言ってんだよ


大急ぎで帰ったあたしは、お母さんにゼリーを渡して自分の部屋に駆け込んだ。



さっきの光景が頭から離れない。


しまいには涙がじわっと滲んでくる始末。



やっぱり……付き合ってるの?


笑ってたし、すごくいい雰囲気だった。



苦しくて苦しくて。


胸が張り裂けそう。



陽平はやっぱり深田さんのことが……好き、なんだよね?



だから、笑ってたんだよね?



2人で歩いてたんだよね?



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