だから、好きだって言ってんだよ


わからない。


何がどうなっているのか。


でも坂上君がウソをつくとは思えないし、辿り着いた考えはそれ。



深田さんがあたしにウソをついたってことしか浮かばなかった。



とにかく、あたしに出来ることをしてみよう。



そう思い立ったあたしは、放課後になるとカバンを肩にかけて脇目も振らずに教室を飛び出した。



確か……深田さんのクラスは。



6組だったはず!



そう思って駆け足で向かった。


< 264 / 303 >

この作品をシェア

pagetop