だから、好きだって言ってんだよ
カラオケを出た後、ゲーセンに寄ってプリクラを撮った。
ワイワイガヤガヤ周囲はとてもうるさい。
「あはは~!愛梨、半目だし」
からかうようにまりあが笑う。
「も~!ヤダって言ったのに、なんでそれを選ぶかな」
拗ねて頬を膨らませるあたし。
「いいじゃん、可愛いよ」
「どこが!?」
慰めてくれるミーコに、思いっきり反論した。
賑やかなゲーセンの中に、あたし達の声も負けてなかった。