真っ直ぐな気持ち
「2人の事は、誰にも言わねーよ」
「えっ?」
「美夏と一緒に高校卒業したいしな」
「篠原・・・」
「美夏にいたのは、彼氏じゃなくて旦那だったんだな。それで、落ちない理由がわかったよ」
「あいつ、お前の事好きなんだと思う」
「えっ?」
「だけど、お前に譲る事は出来ない」
「わかってるよ、それくらい」
「すまん」
「もし俺の事を好きになってくれたとしても、それは友達としてだ。先生に対する気持ちが、悔しいけど真っ直ぐすぎるんだよあいつ」
「篠原・・・」
「でも良くバレないように頑張ったな。あっ、もしかして美夏の両親が亡くなったっていうのは・・・」
「それは本当だ。俺達、その前から付き合ってた。彼女の両親が亡くなって、俺が守らなきゃと思った。本当は高校を卒業してから結婚するはずだったんだが、それまで一人にさせるわけにはいかないだろ。かと言って、いくらフィアンセとは言え、籍も入れずに高校生と一緒に暮らすのは良くないと反対する親戚がいてさ、それで予定より早く籍を入れたってわけさ」
「えっ?」
「美夏と一緒に高校卒業したいしな」
「篠原・・・」
「美夏にいたのは、彼氏じゃなくて旦那だったんだな。それで、落ちない理由がわかったよ」
「あいつ、お前の事好きなんだと思う」
「えっ?」
「だけど、お前に譲る事は出来ない」
「わかってるよ、それくらい」
「すまん」
「もし俺の事を好きになってくれたとしても、それは友達としてだ。先生に対する気持ちが、悔しいけど真っ直ぐすぎるんだよあいつ」
「篠原・・・」
「でも良くバレないように頑張ったな。あっ、もしかして美夏の両親が亡くなったっていうのは・・・」
「それは本当だ。俺達、その前から付き合ってた。彼女の両親が亡くなって、俺が守らなきゃと思った。本当は高校を卒業してから結婚するはずだったんだが、それまで一人にさせるわけにはいかないだろ。かと言って、いくらフィアンセとは言え、籍も入れずに高校生と一緒に暮らすのは良くないと反対する親戚がいてさ、それで予定より早く籍を入れたってわけさ」