三人の私
その日以来、美菜は毎日、私に話しかけてくれるようになった。
美菜は明るくて、誰とでも分けへだてなく仲良くなれる子だった。
だからもちろん、美菜は他の子達とも友達になってたけど、登校すれば必ず私にも、「水希、おはよー!」下校の時も「水希、また明日ね!」と声をかけてくれた。
私の得意科目は、国語と美術。
テスト前になれば、「あたし、漢字が苦手なんだよね。水希、この字は何て読むの?」って聞きに来て一緒に勉強したり、美術の授業中も、「水希、絵が上手いんだね!その色の作り方教えてよ!」ってまた聞きに来る。でも、そのおかげで、私は、少しずつ、「あ、これはね、こうすれば...。」って教えてるうちに、徐々に美菜との会話が増えていった。
美菜は明るくて、誰とでも分けへだてなく仲良くなれる子だった。
だからもちろん、美菜は他の子達とも友達になってたけど、登校すれば必ず私にも、「水希、おはよー!」下校の時も「水希、また明日ね!」と声をかけてくれた。
私の得意科目は、国語と美術。
テスト前になれば、「あたし、漢字が苦手なんだよね。水希、この字は何て読むの?」って聞きに来て一緒に勉強したり、美術の授業中も、「水希、絵が上手いんだね!その色の作り方教えてよ!」ってまた聞きに来る。でも、そのおかげで、私は、少しずつ、「あ、これはね、こうすれば...。」って教えてるうちに、徐々に美菜との会話が増えていった。