Any number of times.
「高坂さんと仲良くなったの??」
そう聞かれても何にも言わない響哉くん。
「どうして!?響哉達が一番嫌いなタイプじゃない!!!!!」
「あの女は誰にでも股を開く女なんだよ!!!!?」
「今までにだって沢山の男とヤッてきたんだよ!?」
「「あの女は傷ついたことがないから、傷ついた人間の気持ちなんてわからないんだよ!!!!!」」
その言葉が妙に胸に響いて。
「いいよね、誰にでも愛されて!!!」
違う。
「孤独を知らない人間って感じで!!!!」
違う違う違う。
「あ-羨まし『ふざけないで!!!』」
気づけばそう叫んでいた。
『なにが、傷ついたことがない、よ。
なにが、傷ついた人間の気持ちなん
て分からないよ!!!!』
『あんたに私の何がわかるの!?!?』
『私の何処を見て愛されてるなんてい
えるのよ!!!!
幸せ?
私の何処が、幸せって言うのよ!!!』
『孤独を知らない人間っ??笑わせない
で!!!!私は何時だって孤独だよ!!!!』
『私はあんたが羨ましいよ!!!!
居場所があって、大切なものがあっ
て、愛されていて、幸せで、孤独と
は無縁なあんたが!!!!』
『....どうして私がこんなに傷つかな
きゃいけないのよ!!!!』
頬に伝わる涙が私の心を震わせて。
言ってしまった後の後悔と虚しさだけが心を乱していった。