Any number of times.





























「んじゃばいばぁい。」

































『送ってくれてありがと!!!』

























あっという間に家の前に着き、実愛にお礼を言う。









































「お礼言う相手間違ってんだけどな。」



































なんてブツブツいう翼。







































「志生、倉庫来なくていいの?」




















さっきっから、実愛は執拗に溜まり場に来ないかと誘ってくる。

















































『...行けないや。』
































違う。

































"行きたくない"んだ。



































倉庫に行ってしまえば、あの頃の記憶が淡々と蘇ってきてしまうのは目に見えている。





















































『傷つきたく....ないっ。』















































無意識のうちに出てしまった言葉に顔を歪ませる実愛。























































『ごめっ...』




































そんな顔させたくて言ったんじゃないのに、上手く言葉が出なくて。















































『とにかく、ごめんねっ。また明日。」



















































私はそれだけ告げて家の中にはいった。




































_YOURSIDEEND_











































< 60 / 83 >

この作品をシェア

pagetop