Any number of times.
扉を開けると実愛が抱きついてきた。
『おはよ-。』
「志生-っ、昨日はごめんね?」
『それ昨日もメ-ルで聞いた。』
なんて戯けて笑えば離れる実愛。
「ねぇ、志生。私ってそんな頼りない...かな?」
目に涙を浮かばせながら聞いてきた実愛。
『実愛-、どうしたの?』
「昨日仲良くなったばっかだけど...何でも相談してほしいっ。
志生が辛いこと全部全部受け止める。
志生が一人で抱え込まなくていいんだよっ?」
涙を流しながらそういった実愛。
『...んっ、うんっ、』
実愛の言葉が嬉しくて、今度は私が実愛に抱きついた。