Any number of times.
「....志生??」
携帯を拾い心配そうに差し出してきた実愛。
『んぁ、ごめん!!!!』
心配させたくない一心で笑い携帯を手に取り耳に当てた。
。『....なんで...すか。』。
。「なぁ志生、お前さ仲間なんて作ん
ないんじゃなかったのか。」。
なんて笑いながら言う"遥輝"。
。『...関係ない...でしょ。』。
震える手を必死に抑えてそう答える私。
。「聞いたよ、葉月達から」。
。『だからなんなの。』。
。「逃げられるとでも思ったか?」。
今までの声とは遥かに違く、何オクタ-ブも低い声が私の耳にはいってきて。
。「龍鬼雷を守りたいなら今すぐ龍騎 の倉庫にこい。」。
それだけ告げられると虚しい機械音だけが鳴り響いた。