幕末彼氏!?
季節は春。


絶対咲いてる。




桜の木の場所なんて


分からないけど


何故か足は


もう場所がわかっているように動く。



「あっ……」



足を止め


見上げた先には…



「あった…桜……」




なんだろう?


なんでだろう?


とても懐かしい…



真夜中に咲いてる桜は


とても綺麗だった




_______ガサッ



不意に木の後ろから


物音がして



「こんな時間に…何してるんですか?」


こちら側に歩いてきた青年。


腰には刀があった。


私は一気に不安がこみ上げ


動けなくなってしまった。



< 26 / 32 >

この作品をシェア

pagetop