幕末彼氏!?
いくらなんでも


この時間に出歩くのは


よくなかった。



時代は幕末なのだ。




「ご、ごめ…んなさい…」



私はちょっとずつ


後ろに下がったが



「なんで謝るんですか?」


構わずこちらに歩いてくる


近くになるに連れ


顔がはっきり見えてきたが


イケメン…ってやつだ。


整った顔立ち…


ぁぁ!そんなこと考えてる場合じゃない!


逃げなきゃ!


「この桜…綺麗ですよね…」


足が止まり

不意に上を見上げた。

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