私に恋をしてください!
午後11時半。
「仕事は忙しいの?」
"年末は新規開店の仕事はないけれど、担当の書店にはチャンスがあれば常に顔を出しておかないと、書店は年末忙しいから会って貰えなくなっちゃうしね。葉月は?出版社ってこの時期忙しいの? "
不思議なことに、直接会っている時は仕事の話を一切しないのに、電話の時は雑談と一緒に仕事の話になることが多い私達。
「月刊誌や週刊誌を持っている人は忙しいけど、私みたいに書籍しか担当していない人間は、あとは新刊がきちんと搬入されるかを気にするくらいだよね。年末は印刷所や製本所が混んでるから」
"葉月が定期雑誌を担当する可能性ってあるの?"
私が定期雑誌を担当するとしたら、局内異動をするということになる。
今の販売五部は、業務として雑誌は扱っていないし。
「ないよ。だって、雑誌担当している人達ってみんな大変そうだもん。私みたいに仕事出来ない人間には、到底無理な話だよ」
"またぁ、自己評価が低い葉月ちゃんのお出ましか?俺は、スーツを着ている葉月が好きだけどな。でも、マンガを描いている時の葉月の顔も好きだから、結局何でもいいのかな"
「そんなこと言わないでよ。ソラに会いたくなっちゃう」
「仕事は忙しいの?」
"年末は新規開店の仕事はないけれど、担当の書店にはチャンスがあれば常に顔を出しておかないと、書店は年末忙しいから会って貰えなくなっちゃうしね。葉月は?出版社ってこの時期忙しいの? "
不思議なことに、直接会っている時は仕事の話を一切しないのに、電話の時は雑談と一緒に仕事の話になることが多い私達。
「月刊誌や週刊誌を持っている人は忙しいけど、私みたいに書籍しか担当していない人間は、あとは新刊がきちんと搬入されるかを気にするくらいだよね。年末は印刷所や製本所が混んでるから」
"葉月が定期雑誌を担当する可能性ってあるの?"
私が定期雑誌を担当するとしたら、局内異動をするということになる。
今の販売五部は、業務として雑誌は扱っていないし。
「ないよ。だって、雑誌担当している人達ってみんな大変そうだもん。私みたいに仕事出来ない人間には、到底無理な話だよ」
"またぁ、自己評価が低い葉月ちゃんのお出ましか?俺は、スーツを着ている葉月が好きだけどな。でも、マンガを描いている時の葉月の顔も好きだから、結局何でもいいのかな"
「そんなこと言わないでよ。ソラに会いたくなっちゃう」