私に恋をしてください!
「疑い深い葉月ちゃんには白くまくんからお仕置きだぞ~」
と、ベッドに寝そべっていた俺の家にあるのと全く同じ白くまの抱き枕を葉月に向かって投げつけた。
葉月はそのままその白くまを抱き締めた。
『やっぱり白くまくんは癒されるね』
葉月と密着している白くまが羨ましくなった俺は力づくで白くまを剥ぎ取ってベッドに向かって乱暴に投げると、今度は俺が葉月を抱き締めた。
『白くまくんが可哀想だよぉ』
「無防備な葉月が悪い」
と、そのまま布団に倒れ込んだ俺達だった。
翌日、電車で俺の実家に行った。
元々俺の両親は子供に執着しない人間だったので、むしろ俺の恋路を応援してくれた。
葉月を見て"高校生?"と母親に言われたことはまぁ、置いといて。
"好きな時に遊びに来てもらって構わないから"という親父の言葉に、葉月は心から嬉しそうな顔をしていたのが、俺は本人以上に嬉しかった。
実家で一泊して、昼過ぎには葉月の家に戻ってきた。
『あら、結構あっさり戻ってきたのね』
お母さんが俺達にそう言うと、
『早くマンガが描きたくて』
『あら、ふたりで部屋で作業するの?』
「はい。僕も手伝います」
『後でおやつと飲み物持って行ってもいい?』
『ありがとう』
と、ベッドに寝そべっていた俺の家にあるのと全く同じ白くまの抱き枕を葉月に向かって投げつけた。
葉月はそのままその白くまを抱き締めた。
『やっぱり白くまくんは癒されるね』
葉月と密着している白くまが羨ましくなった俺は力づくで白くまを剥ぎ取ってベッドに向かって乱暴に投げると、今度は俺が葉月を抱き締めた。
『白くまくんが可哀想だよぉ』
「無防備な葉月が悪い」
と、そのまま布団に倒れ込んだ俺達だった。
翌日、電車で俺の実家に行った。
元々俺の両親は子供に執着しない人間だったので、むしろ俺の恋路を応援してくれた。
葉月を見て"高校生?"と母親に言われたことはまぁ、置いといて。
"好きな時に遊びに来てもらって構わないから"という親父の言葉に、葉月は心から嬉しそうな顔をしていたのが、俺は本人以上に嬉しかった。
実家で一泊して、昼過ぎには葉月の家に戻ってきた。
『あら、結構あっさり戻ってきたのね』
お母さんが俺達にそう言うと、
『早くマンガが描きたくて』
『あら、ふたりで部屋で作業するの?』
「はい。僕も手伝います」
『後でおやつと飲み物持って行ってもいい?』
『ありがとう』