私に恋をしてください!
☆疑似カップルの初デート~side HAZUKI~
ソラさん・・・じゃなくて、ソラと午後になってデートをしたのは、小規模の遊園地。
小さなジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったり。
途中でお茶したり。
最後は、観覧車に乗った。
日が大分短くなっており、空は夕暮れ。
「うわぁ、高い」
『観覧車に乗ったことくらいはあるだろ?親と』
「ないよ。家族でどこかに行くってことなかったもん」
『家族旅行とかしなかったの?』
この数時間で、会話から敬語がすっかり取れて、普通に会話が出来るようになっていた。
「お父さん、土日も接待ゴルフばっかりで全然家にいなかったから」
『接待ゴルフって・・・お父さん、何の仕事をしている人?』
「それは・・・」
ソラに言ってもいいものだろうか。
うちのお父さんの職業を。
本当のことを言ってしまったら、きっとソラは私のことを色眼鏡で見るはずだ。
だから、言えなかった。
『言えなければいいよ。無理することはない』
あっさりソラに言われてしまった。
『でも、恋人みたいなことを1つだけ言わせてもらうと・・・彼女のことは何でも知りたいと思うんだ。知りたいと思う疑問に答えてもらえないと、その場では物分かりのいい振りをするけれども、内心では凄く寂しい気持ちになる』
小さなジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったり。
途中でお茶したり。
最後は、観覧車に乗った。
日が大分短くなっており、空は夕暮れ。
「うわぁ、高い」
『観覧車に乗ったことくらいはあるだろ?親と』
「ないよ。家族でどこかに行くってことなかったもん」
『家族旅行とかしなかったの?』
この数時間で、会話から敬語がすっかり取れて、普通に会話が出来るようになっていた。
「お父さん、土日も接待ゴルフばっかりで全然家にいなかったから」
『接待ゴルフって・・・お父さん、何の仕事をしている人?』
「それは・・・」
ソラに言ってもいいものだろうか。
うちのお父さんの職業を。
本当のことを言ってしまったら、きっとソラは私のことを色眼鏡で見るはずだ。
だから、言えなかった。
『言えなければいいよ。無理することはない』
あっさりソラに言われてしまった。
『でも、恋人みたいなことを1つだけ言わせてもらうと・・・彼女のことは何でも知りたいと思うんだ。知りたいと思う疑問に答えてもらえないと、その場では物分かりのいい振りをするけれども、内心では凄く寂しい気持ちになる』