あの日に出会ったキミと。
「あ…送ってくれてありがとうございます。おやすみなさい…」


「はい。おやすみなさいませ…」


そう言うと、彼は一礼した。


私は部屋に入ると、それと同時にドキドキし始めた。


「…さ、さっきの…」


さっきの何だったの?
一ノ瀬は私に激しいキスをして、耳を舐めて…!


もうダメだ。一ノ瀬は危ない。
これ以上一緒にいたら、一緒にいたら…、ダメだ。
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