あの日に出会ったキミと。
この別荘は、姫川が持っている別荘の中では小さいほうなのだが、世間様から見ると、大きいのだろう。


洋風であまり派手ではなく、そして自然に溢れていて庭が広い。


何より書斎の本の部屋や、別荘内にある小さな植物園が私のお気に入りなのだ。


小さな頃から気に入っていた。


お姉さまたちはちょっと派手目なお屋敷が好きそうだったけれど、私はこのちょっと地味なお屋敷のほうが好き。
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