あの日に出会ったキミと。
しゅう…。


ふと、しゅうの屈託のない笑顔を思い出した。


しゅうの笑顔を思い出しただけで目頭がじわっと熱くなった。


そして、ポロポロと涙を流した。


植物園以外で泣いたのは初めてで、それでも抑えられなかった。


…彼は、私に好きと言ってくれた。


私も、しゅうといて楽しかったし、幸せだったし、暖かな気持ちになれた。


穏やかな、そんな気持ちになった。
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