あの日に出会ったキミと。
「…少し口は悪いですが、腕は確かですので」


そう言って微笑むと、私の頭を優しく撫でた。


「…ちょっと怖いです…ガキ臭いって」


そう、ガキ臭いと言われてしまった。


多分、胸を見て言ったんだろう。


残念ながら私の胸は小さい。悲しいけど…。


思わずため息をつくと、突然腕を引っ張られ、空き部屋に入れられた。
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