あの日に出会ったキミと。
そうだ、服、服を買いに行こう。


たしか執事同伴なら、外出できるのよね?


…一ノ瀬の好みの服。


「一ノ瀬っ、ふっ、服を買いたいのですっ…」


「…服、ですか?」


「はいっ、お洋服買いたいのですが、い、い、一緒に…来てくれませんか?!」


思わず声が裏返ってしまって、熱い顔が更に熱くなっていく。


一ノ瀬は何かを考えてる素振りを見せた後、ニッコリと微笑んだ。


「ならば、支度をしなければなりませんね、朝食の準備が出来ています」


そう言ってニッコリと微笑んだ。
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