あの日に出会ったキミと。

「…一ノ瀬?」


「蛍様…」


一ノ瀬はバスルームの鍵を閉め、私の元へ迫ってくる。


「…?」


「…脱がせてもよろしいのでしょうか?」


ぬ、脱がっ…!?


その言葉に驚いてしまい、口を開けていた。


「…風邪引いてしまいますし、お風呂へ入ってください。…それとも」


「…?」


一ノ瀬はにやりと笑って言った。


「私が蛍様のお身体を洗いましょうか…?」
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