それでも、やっぱり君が好き。
嘘? 本当?
最初こそ面倒くさそうな、嫌そうな顔をしていたが、オレが『何でも一回言うことを聞くから!!』と言い頼むと、即オーケーしてくれた。
その時の飛びつきは凄かった……。
すぐ反応して目をキラキラさせて……まるで待てを言われて餌を待ってる犬みたいだった。
良かった、のだが……一体何をお願いされるのだろうか。
そんなことはさておき、(早く忘れたい)すっかり上機嫌になったミナの方に体を向けて、ミナ、勇輝、オレの三人でミナの机を取り囲む。
いつもは周りに人がいるミナは、なぜか一人だったらしい。