それでも、やっぱり君が好き。
Mission 2 相手と接触しよう
チャンス
様子のおかしくなったミナにお礼を言って、オレたちは五時間目の授業の用意をするため自分の席に戻っていった。
五時間目は世界史をやったが、全く頭に入ってこなかった。
まぁ、オレが馬鹿ってこともあるんだけども。
凛のことを考えちまってなぁ……。
どうしたら仲良しになれるのか、どうしたら近づけるのかとばかり考えてしまう。
おかげで先生に当てられた時にはどうしようかと思った。
まぁ、テスト前に勉強すれば頭に入ってくるだろう、と楽な道に逃げ、トイレに行くために廊下へ出た。
休み時間のせいもあって、かなり人が歩いていて騒がしい。