それでも、やっぱり君が好き。


 * * *


 オレは計画を実行する、と決めた後、ベットから跳ね起きて鞄の中に入っているスマホを取り出した。


 そして、メーラーを起動させて指で文章を打ち込む。



 To.ミナ
 ちょっと頼みたい事があるんだけど、頼んでもいいか?



 文章を確認し、送信ボタンを押すとす数秒で送信された。



 送り終わるとベットに後ろから倒れ、スマホを持ちながらごろごろ寝返りを打つ。



「オーケー、してくれるかな」



 ぽつりと呟いた時、スマホの着信音が鳴った。



 通知を見るとミナからだった。



 時間を見ると、まだ送信してから一分も経っていない。


 返信はえーなー……。



 でも早くしてもらった方がいいし、な。



 その通知をタップしてメールを見る。

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