それでも、やっぱり君が好き。
すっかり静まり返った、太陽の光が差し込む教室。
ついつい気分が向上して、えっと、えーっと……。
オレについて話してしまい、しまいには大声で告白だ。
恥ずかし過ぎる…………!!
穴があったら入りたいとは、正にこのことだ。
今まで鼻で笑っていたが、悪かった!
ことわざ正しいな!
オレが良く分かっていなかった!
そんな微妙な空気の中で、涼峰さんが(さっき『凛』って呼んじまった!) おずおずと茜に尋ねた。
「……え、えっと……男子は、皆そうなの?」
「違うわね。きっと朝倉のことよ」
図星だ。……恥ずかしい……。