それでも、やっぱり君が好き。
Mission 4 相手にカッコイイところを見せよう
ナンパ
いつも通り――――――ではないことを、オレはしていた。
昨日や一昨日などをいつもと言えるのかは分からないが、昨日や一昨日は涼峰さんと茜と、昼休みも一緒にいたのだが。
今日は二人共用事があるとかなんとかで、弁当を食べたらさっさと帰ってしまった。
それだけで、オレは本当にどうでもいいんだな、と思ってしまう。
まぁ、オレなんて、な……はは。
……ってオレ、自虐的になってる。イカンイカン。ポジティブなのがオレの特徴だ。
それが消えたらオレにはなにも残らないんじゃないか――――それはないか。
昼休みは仕方なく、クラスにいる男たちと遊ぶことにしたのだ。
だが、その遊びというのがなんと、黒板に落書きしてクラスにいる女子に審査してもらうとかいう変な子供っぽい遊び。
こんなことやったの何年ぶりだろうか。
オレって基本外いるし、こういうのは珍しいかもな。
だが。
オレの美術は凡人には理解ができなかったらしく、五回戦中全敗してしまった。
あれだ、あれ。オレはピカソのような、すげー人なんじゃないか……?
罰ゲーム(聞いてない)として、オレは人数分のジュースを奢らなくてはいけなくなってしまった。
しかもジュース指定。