胸、焦がす想い



私は愚かだ



彼が私の傍に居てくれたのは



私を気遣ってくれていたからだ



私は落ちこぼれ



そして何より‘身体が弱かった’



ろくに外で遊んだ記憶もない



両親は共働きで家に帰らないことが多かった



ずっとずっと独りだった




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