チョコミントが溶ける頃に
え…………!?
・・・
ぼくのことが、好きだった?
高校で再開したっていう男の人は――――――ぼく!?
再開ってことは前に会ったことがあるということだけど……思い当たる節がない。
とりあえず全て読もうと画面に目を戻した。
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本当は、気持ちを伝えないつもりだった。
けど、ごめん。
一緒に遊んでたら気持ちを閉じ込められなくなって……。
わたしの気持ちを知ってもらいたかったんだ。
「ぼくにはこんなことしかできない」って呟いてたけど、世尾くんは十分魅力的だし、私に色々なものを与えてくれたよ。
わたしの我儘に付き合わされた世尾くんは、わたしなんかと出逢わなければ、遊ばなければよかったって後悔をたっくさんさせていると思う。
ちょっと悲しい気持ちはあるけど、構わないよ。
わたしがしたことの、代償だから。
でも、これだけは忘れないでほしいな。
わたしは、あなたに出逢えて、とても幸せでした。
暗かった人生にカラフルな色を塗ってくれた。
あんまりアピールできない見てるだけの恋だったけど、片想いって意外と凄く幸せなの。
小さなことで喜べるから。
付き合ってしまったらそれが当たり前になっちゃうんだよね。