いたって普通の恋愛話
「う〜ん。どんなのがいいとかあるの〜?」
「いや、特にないですけど、カバーは出来るだけ衝撃に強いのがいいです。」
「うーん、じゃあ、このカバーどう?耐久性もいいし、値段もお手頃価格で〜す!」
「じゃあ、カバーはそれにします。…………信じますよ?」
一応の確認、簡単に壊れて、はい終わりーとか、シャレにならない。
「あはっ、俺君からの信用なさすぎでしょ〜、一応定員なんで、お客様にダメな物は、買わせないよ〜!」
言い方が緩すぎ。けど、その笑顔はどれほどの女性を、落としてきたんだろう。
人気の年齢層が凄く広そう。
「あとは、ケース……どれがいいかな?この店いっぱいあるからな〜」
隣で真剣にケースをさがす敬樹さん。
ちゃんと仕事してるのかと、心配してたけど、相談とか、きっちりのってくれるんだなー、意外。
「あっ、今こいつ意外にちゃんと仕事するだー、的な事思っ「ってないです!!!」
クスクスと隣で聞こえてくる。
敬樹さんはサトリはエスパーなのかな?
自分の思ってることを、全部あてられるって結構怖い。