いたって普通の恋愛話
約束の日曜日
「ハァ…ハァ…何アイツ!信じらんない!顔か、顔だけなのか⁉︎」
走ったせいで上がった息を、整える。
少しでも優しいとか思ってしまった、自分を呪ってやりたい。
あのイケメンの裏は、変態腹黒ムッツリスケベだったのだ‼︎
「頭おかしいんじゃないか⁉︎バカかあいつは!」
周りから見れば、独り言の多い奴だと、思われてもおかしくない。
だが、そんな事言ってられないほど私の頭の中は、テンパっている。
顔の赤み、まだおさまる気配はない。
あぁ…だめだ…さっきのシーンがフラッシュバックしてしまう。
完璧、油断してた!!!
なんたって、あんな事されたのは、初めてだ。
はいそうですか、で終わる訳ないだろうが!!!
あんな店もう行くもんか!
とか思っているが、胸がドキドキしてるのも、また事実。