いたって普通の恋愛話



「な、何?」



笑った意味を尋ねてみる。



「いや、反応が初々しいなって」



「なんか…私、子供扱いされてる?」





「いやいや、可愛いなって、思うよ?」



「はぁ?次言ったらその口塞ぐから!」


ビックリした。そんな事木村君が言ってくると思わなかったから。



「素直じゃないな〜!」


「〜〜っもう!何も言わんでいい‼︎」



ごめん冗談、と言いながら、木村君は笑ってた。


「ってか、木村でいいよ。呼びにくくね?」



「言われなくてもするし!バカ木村!」



「はぁ?バカ付けろとか言ってねぇ!」



「木村にはこれぐらいが十分!」



「俺、高倉よりバカじゃないはずなんだけど…」


オーバーに落ち込んでいる木村。


話してるうちに、色々な木村が見えてくる。見てて面白い。




「ごめん冗談!」


「あぁ!それさっき俺言ったやつ!」



< 121 / 128 >

この作品をシェア

pagetop