いたって普通の恋愛話








「はぁ〜」














げんなりしている私の肩に、ぽんっと誰かの手が置かれた。









反射的に振り返ると、そこには、今1番会いたくない顔がいた。










「おはよ!
なんか高倉…元気なくね?」
















純粋そうな目、セットされている黒髪、そしてもの優しい笑顔を振りまいて、登校して来たのは、河原陸である。
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