いたって普通の恋愛話
「ワリ〜ワリ〜」
しばらくすると、河原が電話終えて帰って来た。
「雅秋が終わったみたいだから、こっち来るって!」
「ってか雅秋て誰?」
そうだよ!
さっきからちょくちょく出てくるその名前、誰なんだ?
「え⁉︎高ちゃん木村君の名前、知らなかったの⁉︎」
梅ちゃん、がびっくりしながら、聞いてくる
「……知らんかったわ。」
いやぁーマジで。
「なんなのよ、そのオヤジ臭い喋り方。友梨何歳の人?あ〜やだやだ!何でこんな子と友達なんだろ〜、私までおばさん化して来ちゃいそう‼︎」
「そんなに言われるの?私」
「私もちょっと高ちゃんとの、関係を改める事にするね。」
「高倉って可哀想なぐらいオッサンだよな〜」
お前はうるさい。
「え、高倉って、男だったの⁉︎」
「「「沢田は、だまれ!」」」
「…酷い」
沢田は何処か残念なイケメンだと、つくづく思う。
爽やかじゃなかったら、ヤバかったね。