いたって普通の恋愛話
掃除のお時間
「はぁぁぁぁぁ。」
「なーにあからさまに溜息ついてんのよ」
「何か、ありました感が、プンプンするー!」
「実は…」
私は二人に今日あった出来事を話した。
「なるほどー!そりゃ溜息もつきたくなる訳ね」
「木村君て、結構慣れてるんだね〜」
数学の時間から、変に緊張してしまった私はその後木村君と、話すことは無かった。
「すっごい恥ずかしかったんだから!」
「どうどうどう、落ち着いて高ちゃん!」
私はやけになって、右てに持っていたホウキで、廊下をひたすら掃除し始めた。
今は、週に二回ある、放課後掃除の時間。
とは言っても、そんなにゴミは出ない。
だからみんなこの時間は、遊びたい放題な、わけで…
見渡す限り他の生徒は、遊んだりしてサボってる。