無気力系恋愛
長すぎてなんだかよくわからなかった先生の話だった朝会を終えてしばらくしたら来斗が俺の机にやってきた。


「裕太!!廊下行こーぜ!!」


「は?なんでわざわざ...」


「だってよーなんか廊下っていいじゃん!!かっこいいじゃんか!!☆彡」


目をキラキラさせて言っている来斗。


「...来斗の言ってる意味がわからない。寒いのやだー...。」


「だーっ!!だから裕太はみんなに弱々しいとか言われんだ!!男ならどんな場所であろうと胸を張って堂々としてなければいけねぇんだよ!!」


「やっぱり意味が理解できないんだけd「だぁぁぁっ!!とにかくレッツゴー!!」」


と、俺の言葉を遮って強引に廊下に連れ出された。



「うぅ...やっぱ寒い...。」


俺はおもむろにポケットに手を突っ込んだ。


「いやぁすげーな高校生っ!!マジで楽しみだぜ!!☆彡」


「.........。」


「先輩や先生にすれ違ったら挨拶とか!!内心とかよ!!☆彡」


またもや目をキラキラさせて言う来斗。
そんなこと中学で経験済みなのに。


「.......。」


それにしても...なんなんだろあの人たち...。
来斗は気づいてないみたいだけど...さっきから女子二人がトイレ前で俺たちを見ている。


良く見たらさっき名簿表の前で来斗が言ってた女子達だった。
来斗が可愛いって言ってたのって黒髪のほうか。


確かに、良く見たら周りの女子とは違うものがある。
身長は160はあるかないか。
顔も可愛いのかもしれない。
腰まである長い黒髪。
...洗うの大変そうだな......。
なんだろ...なんか俺n


「...t...裕太!!」


「!!...あ、ごめん。」


「また聞き流しでぇすかぁ〜泣」


「あーうん。」


「あっさり認めるのね...汗...なんか...あの黒髪の子、裕太に似てるな。」


「えっ、なんで?」


「うーん、さっきから見てたんだけどな、黒髪の子、隣の子が話しかけてるのにスルーしてんだよ、こっからでもわかる笑ほら、裕太もいつも俺の素晴らしい話をスルーするだろ?だからなんか似てるなって笑」


「そう...かな...。」


「おう!!似たもの同士だなっ!!(ニシッ」


「似たもの同士......。」


するとチャイムが鳴った。
少し...興味が湧いたかもしれない。
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