無気力系恋愛
放課後。



各委員会の説明会が行われた。


気持ちはブレないまま図書委員決定。
私のクラスからは、男子2人と私を含めて女子2人。


何故かその女子と一緒に図書室へ向かった。



図書室へ着くと一番先に私の目に飛び込んできたのは......



「えっ!?ねぇ若葉さん!!あれって隣のクラスの櫻井裕太じゃない!?♡」


あぁ...そう、昨日南海と話していた男子だった。
隣にはあのチャラ男もいる。
なぜ図書委員に...??


「ラッキー!!♪図書にしてよかったー!!♪」


なぜ喜ぶのか理解できなかったが、とにかく今は説明を聞かなければ。



そして約15分間の説明を聞き流した。
一緒に来ていた女子はずっとあの男子を見ていたみたいだが、後で質問とかされるんだろうなとため息をついた。



説明会が終わり、明日からよろしくお願いします。の合図とともに席を立とうとした時だった。


「あの〜」


ん?声をかけられた?と、振り返るとそこにはあのチャラ男が。


「......なにか用ですか?」


「あーいやそーゆーわけじゃあないんすけどー(エヘヘ」


なんだ、用がないなら帰りたい。


「用がないなら帰りたいんですけど。」


「あぁっと!!実を言うとあなたに興味が湧きまして!!」


「はっ!?」


私に興味?...そんなバk「あーすいません。」


「えっ......」


私の前に立ったのは...


「すいません、こいつ変わり者なんで。気にしないでください。じゃ。...ほら行くよ。」


「えっ!?ちょっ、ゆーたー!!泣」


チャラ男はあの男子に連れていかれた。


「なんだったn「すごいよ若葉さんっ!!!!」えっ!?」



「あの櫻井裕太と話すなんて!!」


「は?...」


「知らないの!?今櫻井裕太に話しかけるのは至難の業といわれおそれおおい存在でこの夜咲高校の全女子生徒憧れのあの櫻井裕太に話しかけられるなんて!!すごいよ若葉さんっ!!」


「は、はぁ......。」


話が見えん。
何がなんなんだ?
全女子生徒憧れ?おそれおおい?


「あのさ......私そうゆうのよくわからないから...帰るね。」


「えっ...。」


はぁ...なんなの、昨日と今日と.........
......櫻井...裕太...か......


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