純愛恋桜


とある一室で
零と千秋は怖い顔をした男達に囲まれていた。


初めに副長と呼ばれていた男が口を開いた


「近藤さん・・・
こいつらがさっき言っていた異様な女だ。」



そして異常な厳格を放つ近藤と呼ばれる男が
固く閉ざした口を開いた。


「ほう・・・これが桜木の妖精・・・・・」

「近藤さん・・・。」

「あぁ、すまない。」

話が進まない近藤に副長が声をかけると
近藤もそれをわかったのか話を進める。


「とりあえず、二人の口が聞けるようにしてやってくれ」

近藤がそう指示をだすと、周りに座っていた男が
二人の口にあった手ぬぐいをはずず。



それを確認すると近藤は口を開く


「さて、二人に質問だ。
 
         君たちは何者だ?」


近藤の質問に二人は目を合わせ
千秋が口を開く。



「わ、私たちは未来から」

緊張しているのか少し震える言葉で言った
信じたくはないが事実であろうことを・・・。

< 19 / 65 >

この作品をシェア

pagetop